アカデミー賞とったとのことで観に行った。アカデミー云々の前から評判が凄かったのもあって、ゴリゴリにハードル上がってる状態でみたけど、相当凄かった。相当面白かった。
とにかくテンポ早い。良い。
テンポが早いのに、1mmも先を予想できない展開で言葉を失う。
最初面白おかしくみてたら、終盤にかけて感情ぶん殴られる。
終盤グロ注意かも。ちょっと怖かった。
怒涛のテンポと展開であっという間に2時間が経ち、トントン話が進んだのもあって、見終わってからのフラッシュバックがすごい。
「あれ…?あのシーン…あれ?あのシーンも…あれ…」と勝手に脳が考察を始めちゃう。
色んな意味深なシーンがさりげなく組み込まれてて、"多くを語らない"みたいな、良い意味での匂わせがすごい。
こういう所が、心にガッツリ余韻を残させるのかなって思うし、もう一回観て確かめたい…!という気持ちになる。
あと、映像の写し方がすごくオシャレだな〜って思った。
あとスマホの画面を使ったシーンとかも、今の時代をすごく感じられてよかった。
てか、格差社会ってキチィ〜〜〜
でも繰り返すんだね…時代と社会は…
------------以下ネタバレ注意-----------
これは一個人の考察なんですが、ダソン、本当は金持ち一家の血の繋がった子供じゃない説ありませんか…?
実は、地下にいたちょっとおかしい夫婦の子供なんじゃないかなとか思ったりした。
元家政婦のおばさん、半地下一家のママに地下生活がバレた時ぐらいから、やたらダソンの名前を言うし、クビになってからもダソンと連絡とってるとかサラッと言ってたし、地下に住んでる頭おかしいおじさんは「ダソンなら分かってくれるはずだ」とモールス信号送ったり……
闇金で借金取りに追われてるらしいし、子供を送り出して金持ち夫婦が養子にもらったのではないかとか…
半地下一家のパパが金持ちパパとの会話で、「奥さんを愛してるんですよね?」みたいな会話を2回ぐらいしてたけど、どっちでも金持ちパパは微妙な反応というか、微妙な空気になってたから、そういうのもなんか関係してるんじゃないかとかね…
最後の半地下一家のパパがモールス送って「息子、おまえなら気付くはずだ」っていうシーンにも最終的に繋がってくるというか、それで客側に気づかせようとしてるんじゃないかとか思ったり………
そんな感じで、ザッと観終わってからの感想と考察でした。
本当に面白かった。また観たい…。