岩崎雄貴

パラサイト 半地下の家族の岩崎雄貴のレビュー・感想・評価

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)
5.0
【映画監督 岩崎の満点レビュー】
どんな映画も「学ぼう」という意識で満点になる!

【あらすじ】
 貧困地域で暮らす家族が身分を偽り、大富豪の家で雇われることで一家の立て直しを図るが次第に大富豪の家に隠された秘密に気づいていく物語。

【レビュー】
 カンヌ映画祭でパルムドール賞(カンヌ映画祭における最高賞)を受賞した作品とあって見た者を純粋に「良い映画だった」と思わせる力がこの作品にはある。この感覚は映画が好きなら一度は味わうべき。これ以上は語らない。私がここで本作を語れば語るほど、この映画を見ていないあなたから映画を見た時の感動を奪ってしまう。
とにかく、見てみるといい。

【人生の+ポイント】
 貧困について話したい。劇中の物語から、「韓国ではこんな地下で生活をしている人がいるんだ」そして、「かわいそう」「大変だな」と思う人がいるだろう。
それでは、日本人の我々は裕福なのか。確かに、スマートフォンを持ち、こうやって映画のレビューを見ているあなたに「自分は超貧乏」という感覚はないかもしれない。しかし、私を含めて、バブルが弾けた後に生まれた世代というのは、「バブル」つまり「裕福」な状態を知らないまま育ってきている。生まれた時から貧乏なのである。
 したがって、「景気が悪い」貧困の状態が当たり前となっている。これにより、我々自身が貧困であることに気づけていないことが問題である。特にあなたがお金を消費する判断基準が「安さ」だけになっているのであれば、それは「デフレ」のサインである。
 実際、劇中では貧困層であった家族も富裕層と関わることで気品のようなものが漂うシーンがあった。以上のことから、時には少しの贅沢をして、「成功者体験をし、今の自分が住む世界よりも良い世界があることを知る」ことが大切である、とこの映画は教えてくれた。よって、満点の5.0!

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【あらすじ:ログライン(誰が何をする物語)】
岩崎雄貴

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