このレビューはネタバレを含みます
今まで見てきた映画と少しも似てない。
見終わった後の肩にのしかかるような、ゾッとするような感覚が忘れられないし上映中もつい一緒に見に来た友人の手を握ってしまったほど。
どんどん階段を下っていき雨が滝のように流れる…その終着地点に済む家族と太陽の光がいっぱいに降り注ぐ家に住む家族。家族の対比をこんなに意識させるカメラワークもすごいなあ
裕福な家族は"下"を見ようとは思わない、だから地下室があることすら知らないしテーブルの下に隠れていても気づかない。
下に住む人々の必死のモールス信号だって上に住む人々にとってはただの遊びであって最後まで解読なんてしてくれない。
でも下の人々がいなければ上の人々の生活も成り立たない。食事も移動も、家庭教師すらも…
題名もいいよね。