このレビューはネタバレを含みます
体に染み付いた臭いはそう簡単にとれない。
貧困層同士でも蹴散らし合うのが印象的だった。
最後の手紙の件は余計だったなあ、と少し思った。
語りなしで観客に想像させた方が良かったのでは。
日の下に出るという計画は、もしかしたら希望のメッセージだったのかもしれないけど、わたしはただただ無力感しか感じなかった。
どうせあの計画も結局成功しない。
人の人生は生まれで決まる。
あの家族は一生地下で生きていくしかない。
事件の時に死なせてあげなかったのが残酷だった。
可哀想だと口が裂けても言えないのは、
その言葉が自分にも返ってくるから。
大金持ちになって世田谷の高級住宅地に住みてぇなあ。