映画を通して色んな意味での「匂い(臭い)」がキーワードだったのかな。
それは一度染み付いたら離れなくて、環境が変わっても死ぬまで変わらない(と思わせてしまうほど)強烈な臭いなんだと思った。
あんなに対比があったのに、個人的には無臭な感じだったのが、徐々にそして急激に激臭をぶちまけられた脚本と演出だった。
なのにどこかもの悲しくて、コミカルで、呆気なくて、ファンタジー感もある寝苦しい夜に見る醒めない悪夢のような映画だった。
セレブ夫がコーヒープリンス1号店に出てた人で、声を聞いた瞬間に思い出して、唐突に現れた同級生みたいにビビりました。相変わらず声が素敵でした。
