【計画を立てると上手くはいかない】
アカデミー賞受賞作品。
評価の高さに違わず良い作品でした。
先が読めない展開で久しぶりに
映画を観てハラハラしっぱなしでした。
半地下にある家に住む4人家族。
裕福な家庭で大きな庭がある
豪邸に住む4人の家族。
金持ちは素直である。
信頼できる人からの紹介は信頼できる。
そういう心理や稼ぐための狡猾な嘘を駆使して、長男を皮切りにいつしか貧困家族全員が裕福な家庭へ寄生していく。
韓国の裕福な家庭と貧困家庭の格差が物語の進行とともに痛いほど伝わってきます。
また物語の終盤に連れて伏線が回収されていく展開、カメラワークなど拘り抜かれてます。
計画を立てると上手くいかない。
現実でもそういうことも多いだろう。
人を欺く様な嘘はその場では上手くいくように見えても最終的には悪い方向に進んでしまう。
貧困な家族も一人一人は一芸を持っている。
生きるために稼がないといけない。
そのための嘘だから100%貧困家族が悪いとも言い切れない。
お金持ちも自分の仕事や円満な家族生活を営むために労働者を必要とする。
一見貧困家族が裕福な家族に寄生しているように見えるが、実はお互いに寄生し合っているのかもしれない。