ピロシキNo10

Kladivo na carodejnice(原題)のピロシキNo10のレビュー・感想・評価

Kladivo na carodejnice(原題)(1970年製作の映画)
3.5
ソビエトの影響が強まる中、69年チェコで製作された魔女裁判モノ。モノクロ。
字幕ナシ。

キリスト教支配階級による、異端審問吊上げ問題。

権力に近い人間がなんでも出来た時代のハナシ。

異をとなえた主人公?も、審問に掛けられる。

ある意味、ソ連に寄り添うテーマでありながら、やっぱりと言うか公開禁止。

現在、犠牲者は名誉回復されているとの事だが、
拷問を受け、殺された300年後に名誉回復っ言われても。

現在、法が我々を守ってくれている訳だが、
なんだかそれは、イジメっ子が、自分より強いわがまま番長から、身を守る術として、また単なるお墨付きとして発展したんじゃないか、そんな気がしてきて、気分が悪い。

虐待、拷問なんてのも、やっぱり人が備えもった資質、文化なのかと思うと、更に気分が悪い。