VITALIZEmovie

るろうに剣心 最終章 The FinalのVITALIZEmovieのレビュー・感想・評価

3.8
観たでござる。

⭐ るろうに剣心 最終章 The Final

るろ剣はね~青春でござる。
そして原作マンガ、大好きでござる。

今このレビューを書きながら
色々と思い出しているところでござるよ☺

学校の帰り道、二重の極みを極めるために電信柱に2段階の衝撃を与えながら帰っていた事。

同級生に傘で牙突したらキ〇タマにクリーンヒットした事。

懐かしいでござる。

元気でござるかな、彼のキン〇マ。

そんなるろ剣の実写版映画ファイナルという事で、初日に縮地で観に行ってきたでござる。

今作は、
最強の敵、志々雄真実との戦いを描いた伝説の最期編のその後のお話となっているでござる。

これまでの実写版映画3作は、
原作とは色々な都合で設定が異なるため、原作ファンはガッカリした気持ちになる反面、カッコ良すぎるアクションや忠実に再現された部分には胸アツな気持ちも湧き上がるのだが、観終わると3分の1は複雑な感情が残るのである。それはまるでTVアニメ版のエンディングテーマ3分の1の純情な感情を彷彿とさせる奇跡だった。

逆に原作を知らない人にはただひたすらにカッコいいアクション時代劇であり、ひたすら顔面偏差値の高い映画であり総合的に見てもとても人気のあるシリーズなのでござる。

佐藤健さんの剣心をはじめ、神木隆之介さんの宗次郎などドンピシャなキャスティングやワンオクの主題歌などアガる部分も多く、斎藤一のシャンデリアへの牙突事件の傷も癒えた今では拙者も大好きなシリーズの1つとなっているでござるよ☺

実写化ってほんとに難しくてほとんどの作品が原作ファンには ガッカリされてしまうんですけど、このるろうに剣心はガッカリもするけど 「なんだかんだで面白いが勝つ」 のでござる。

ガッカリする部分を跳ね返す要素がしっかりあって観終わったあとしばらくは3分の1は複雑な感情になるでござるが(笑)時が経つにつれ 「でも面白かったでござるなぁ」 とちょっと好きになってる自分がいるのでござる。

今作、The Finalも前作に習い、逆刃刀に「再現せず」を誓った制作陣が「そうじゃない」を連発するでござる。原作ファンには、「待て。」と言われてなかなかご飯をもらえない犬のようなもどかしい気持ちが続くのでござるが、クライマックスの剣心と縁の戦いに興奮し、圧倒され、感動し、エンディングでワンオクの曲に心を浄化され、気がつけば胸に溜まりに溜まった「そうじゃない」という複雑な感情も徐々に薄れていったのでござった。

そして拙者は、今回もまた心に僅かに残った3分の1の複雑な感情と共に劇場を後にしたのでござった。

むしろその感情を自ら味わいに行った部分すらござろう。

そう拙者はドMでござる。

鑑賞から2日経った今、僕の中の3分の1の複雑な感情は、3分の1の純情な愛情に変わりつつある。

春の木漏れ日に目を細めながら

今はこう思っている。

「The Beginningも観よう」

と。

ーおわりー

◼おさらいについて
・過去の映画3作を観ていなくても何となく分かるようには作られていますが観た方が「この人誰?」等がなくスムーズに楽しめるでござる。観る順番は公開順で大丈夫でござる。

・6月に公開されるThe Beginningはこの作品とも関連する物語になるのでそちらを観る予定の方は今のタイミングでThe Finalを観ておかないと6月までにレンタルや販売はされないので注意が必要でござる。

・映画を観る前に原作コミックを読んだりアニメを観るのは控えた方が良いかもでござる。

ということでね、
緊急事態宣言に伴いまたしばらく劇場作品の紹介はおやすみするでござる☺

皆さんも気をつけて過ごすでござるよ。

面白い映画でござるがコロナが落ち着いている地域の方も十分に気をつけながら楽しんでくるでござるよ~☺


※Instagramでは写真付きで分かりやすく紹介しています。そちらも覗いてみてください。