S田

スマホ拾っただけなのにのS田のネタバレレビュー・内容・結末

スマホ拾っただけなのに(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

映画オタクの主人公による「妄想のワンシーンが脳内上映される」演出がとても多い上に、中盤のカメ止め的種明かしパートで等速の映像巻き戻し演出(結構遅い)、種明かししながらの再放送…ととにかく同じシーンを観せられる演出が多すぎました。
そもそも種明かしされなくても勘違いだとわかるのでもう少しアッサリやって欲しかったです。

ただ、タイトルとティザーでオチてるしな…でもなんかこういうの観たいな…という口のときに選んだので、
ほどよく品がなくてチープな言葉選びが心地よく、わかりやすい演出によくよく思い返すと飽きないカメラワークなど、巻き戻しの冗長ささえなければ事ある毎に観たくなるタイプの映画だと感じました。

ただせっかく主人公の妄想スプラッタ演出ができるのに殺されるのが親切にしてくれた老夫婦と孫だけっていうのが本当に解せなくて……
もうどんだけ白けてもいいからそれは妄想オチでまだ老夫婦は無事なので童貞3人で返り討ちで老夫婦に恩返し!とかであってくれ~~と思いながら観ていましたがそうもいかず……

箱の外に未練(女)がある演出、要る…?と、たっぷりユウカ(アミ)にデレデレしてる描写を思い返し感情の置き場が見つからなくなりながら感想を締めくくります。
やっぱたまに観返しちゃうかもな……。
S田

S田