まさお

ガイバー/ダークヒーローのまさおのレビュー・感想・評価

ガイバー/ダークヒーロー(1994年製作の映画)
3.2
実写版「ガイバー」続編。
クリチャーヒーロー映画のビジュアルは前作を凌駕している。何より主役のガイバーが肩の増量によって画面映えするシルエットに改良されていた。作風のシリアスさに呼応して戦闘もスタイリッシュになり、豊富に繰り出される蹴り技が目を引く。

ゾアノイド達のビジュアルも前作のカートゥーン感がなくなり、カッコいい恐ろしさに振った造形が楽しめる。『プレデター』や『ザ•フライ』など、デザインは既視感があるものだが、スティーブ•ワンの造形が素晴らしいので許せてしまう。

一方で、ショーンを心情を追う脚本は断片的に感じる。異形の姿となったショーンの悩みに尺を割くわりには、コリーの受け入れが素早すぎるし、戦闘兵器として生まれたガイバーがヒーローになる着地は良いものの、使命がどこから降って湧いたのかは正直分からない。
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