ニャーすけ

新感染半島 ファイナル・ステージのニャーすけのレビュー・感想・評価

1.0
鑑賞中、誇張じゃなくガチで「つっ、つまんねぇ〜……」と心の声が漏れた。

前作のキャラクターは一切登場せず、世界設定だけを踏襲した作りはロメロからの伝統なので文句は無いが、それにしても今作の演出や人物造形は浅すぎる。特に、改造車を駆って変なガジェットで戦う戦闘少女みたいな姉妹が本当に悪い意味で漫画的で、この時点で真面目に観る気が失せたのだが、ここで監督のヨン・サンホが元々アニメ監督だったことを思い出した。
庵野の『シン・ゴジラ』を引き合いに出すまでもなく、別にアニメのメソッドで撮られた実写映画があってもいいし、それが作品にハマって功奏していればそれ以上言うことは無いのだけれど、本作はアニメとして観たところで誰にも1ミリも共感できないしアクションもありきたりで全然面白くないので、ぶっちゃけどいつが死のうが殺されようがどーでもいいのでもう勝手にやっといてくださいという感じ。

『ソウル・ステーション/パンデミック』も糞つまらなかったし、今となっては(なんでこの監督が『釜山行き』のような傑作を撮れたんだろう……)という思考になっている。
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