たむ

新感染半島 ファイナル・ステージのたむのレビュー・感想・評価

3.4
超傑作ゾンビ映画『新感染』の超大作化した続編です。
スケールで言っても『ワールド・ウォーZ』クラスで、アクションは電車から降りての大カーチェイスシークエンスが圧巻です。
世界観も、あの日から4年、感染が拡大して、閉鎖された朝鮮半島が舞台となるので、『アイ・アム・レジェンド』並の荒廃した韓国です。
今の韓国映画のエネルギーは芸術性やオリジナリティだけではなく、エンタメの映画でもハリウッド映画を凌駕して、世界トップになろうという気迫が伝わってきます。

だからか、『ワイルド・スピード』『マッドマックス』的な世界観もあり、過剰に過剰を重ねていきます。
スケールで大満足しつつ、オリジナルにあった斬新さはあまり感じられなかった、というのが本音でしょうか。
ただ、この迫力はスクリーン映えする映画ですね。
たむ

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