てっちゃん

#ハンド全力のてっちゃんのレビュー・感想・評価

#ハンド全力(2020年製作の映画)
2.5
主人公・マサオを演じるのは、子ども店長・加藤清史郎。鬱屈とした思いをよく表現しています。また彼らを見つめる大人たちに安達祐実、田口トモロオ、ふせえり、もいい感じです。

SNSのハッシュタグによる「見つけてもらうこと(イイネを稼ぐこと)」が巻き起こす、ドタバタ劇。青春の1ページが、とても今どきでうまく絡んでいます。そして、物語中盤の仮設住宅での「お通夜」のシーン。本作のもう一つのテーマである「熊本地震の爪痕」が顔を出します。この場面、結構、神妙な気持ちになりました。
醍醐虎汰朗、蒔田彩珠、鈴木福ら、若手が熱演。楽しめる1本でした。

「自分ではどうしようもないことは、もういい。自分でどうにかなることをやりたい」
「本当に全力出している奴は、自分から全力なんて、言わないんだよ」
「もう見つけてもらわなくてもいいよね」
てっちゃん

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