苦手なインド映画を克服しよう、という事でこの作品。
歌って踊らない(少しだけ踊るかw)、変な効果音も無い、99分間とインド映画とは思えない短尺。
ロヘナ・ゲラ監督・脚本・製作、ティロタマ・ショーム、ヴィヴェーク・ゴーンバル主演による格差社会の純愛を描いたラブストーリー。
映し出されるインドの情景や日常がとても美しい。
監督なのか撮影監督なのかは分からないが、この作品の美的センスはとても好み。
主人公のラトナも、地味で決して美人ではないけれど、内面から滲み出る美しさや色気がある。
言葉少なで優しさに溢れていて、古き良き時代の日本にも存在していた、奥ゆかしさのようなものが感じられる、とても素敵な余韻を残す作品だった。
ピリリとウザい人物を登場させる辺りも、流石はインド映画、スパイスが効いていた(ザブトン1枚頂戴w)。
アマプラの配信終了が近いので、気になる方はチェックしてくださいね。