かきフライ発見一疲れ気味

あなたの名前を呼べたならのかきフライ発見一疲れ気味のレビュー・感想・評価

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)
4.5
面白かった。

ちょっと、この映画は語りたくなりますね。
インド映画を見たのは多分二作目です。
皆さんの評判が良かったので気になって見ました。

インド映画というと、勝手なイメージでは、
ノリノリのダンス
大げさにデフォルメしたアクション
憎たらしい敵と戦う愛する女性を救い出すヒーロー
最後はダンスで締める
みたいな映画ばかりだと思ってました。

まず、この映画でびっくりしたのがドキュメンタリー映画のように、ただただ主演二人の日常を追いかけているように見える演出です。
劇的な出来事が何にも起きないで進むので、
「えっ、これ何の映画」
って思いました。
途中でジャンルが気になってレビュー見ると恋愛映画だと知って
「えっ?恋愛始まってたの?」
とびっくりしました。

(ここからあらすじに書いてない話も出ます)



















あらすじにある、あるお願いとは多分、「裁縫を習いに行きたい」と言い出したところだと思います。

でも、これがきっかけで距離が縮まったんじゃないと僕は思いました。
冒頭ののアシュビンの結婚が破綻したところから少しづつ距離は縮まっていた気がします。

この映画とにかく丁寧に日常を書いているので、二人の性格が少しづつ分かってくるんです。
つまり、ただただ日常を撮っていたような映像全てが伏線のような映画で、この普通な日常のなかでのやり取りで、相手への気遣いとか、思いやり、優しさ、愛情を何気なく表現し続けることで、どんどんどんどん距離が縮まってくる映画でした。

(気が向いたら追記します)