kissenger800

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのkissenger800のレビュー・感想・評価

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描写が時代に応じてアップデートされているのは当然として、そのあたりを取っ払ってなお残るものは何ですか。という見方をしていたんですけど、音楽とあと……キューバ・グッディングJr.の息子とかキャリー・フィッシャーの娘とか、血縁キャスティングもそれだけで悪いってことにはならんわな、とか……音楽?
いや、たとえば『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』(2020)はそういう装飾要素を除いたところに残る抒情性(とヤクルト)が素晴らしかったわけじゃないですか。
これ、ちょっとワチャワチャにアレンジしすぎたせいで、フィルターで漉すと全部なくなっちゃうようなところあるよね。それはそれで監督としてのオリヴィア・ワイルドの色かもしれず、個人的には彼女の次の監督作が楽しみ。って感じでした。
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