ガリ勉で生徒会長の主人公が親友と共に勉強一本で励み、互いにいい大学に入り、周りとは違う道を歩めると思っていたのだが、周りは遊びも勉強も両立して、ちゃんといい大学や就職先を決めていることを知り、主人公たちは失った高校生活を取り戻すべくパーティーに繰り出す青春映画。
今まで勉強しかしてこなかったからこその反動や、してこなかった恋愛、失恋、パーティーに危ない遊び。
それ以外にも、自分が今まで押し殺してきた本当の自分を曝け出したからこその、最後の卒業式に向かうシーンは爽快感がえげつないし、二人の今までのしがらみの様なものから解放された笑顔は名シーンって言いたくなりました。
主人公とニックのダンスシーンやスマホでパーティーの動画を見るシーンなど、面白いなって思うシーンが多々あり、飽きることなく最後まで楽しめます。
あと、その後の展開を見せずに、主要キャラの今後を予想しやすくしているのは凄いと思いました。だからこそラストの満足感がすごい気がします。
青春でお決まりの、甘酸っぱい気持ちや恥ずかしくなる気持ち、親友との固い友情。そう言ったものをちゃんと抑えつつ、映像でも大満足できる作品だと思います。最高の青春映画の一つと言ってもいいかもしれません。
