会話のテンポ、音楽のノリ、カラフルな灯りや家具、ワチャワチャ現れては交代する脇役…と、目まぐるしくパワフルな作品だった。
思春期下ネタガンガンだけど、固定的なのではなく、多様性な現代を表しているようなのもなるほどと思ってしまう笑。
てか、男女がトイレ同じなの驚き！
確かにトランスジェンダーの人は困るやろけど、やっぱり分けてほしいなぁ…。
色々と現代な感じはありつつ、メインとなるテーマは昔からの普遍的なものを感じた。
友情、恋の悩み、そして、
「周りからのイメージと本当の自分との差」
…その「外的イメージ」を越えて知り合えた時に本当の友情が起こるんだろうなと。
高校卒業を目前にしたエイミー(ケイトリン・デヴァー)と親友モリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、成績優秀な優等生であることを誇りに思っていた。しかし、ある日、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。
勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。
みんな個性的で面白かった！
主人公の2人エイミーとモリーも良い！
登校前にロボットダンスしあう謎のノリw
2人の絆がとても良い。
中でも、
モリーが恋愛について
「押し殺してやり過ごすだけ
こんな性格ブス 眼中にない」
と言うたのに対し、エイミーが
「私の親友になんてことを
今度自分を卑下したらボコボコにするからね
あんたは強くてクールで賢くて美しい」
と怒ったのが印象的。
てか、モリーの気持ちめっちゃわかるな笑。
エイミーみたいに言ってくれる親友がいるのは、すごくいいなと思う。
あと、ラストシーンね。
感傷的感動的なんだけど、最後の最後は、最初のノリでパンケーキ食べよ！いえあ！てなるのが良かった。
ビーニー・フェルドスタイン、モリーのいかにもな仕切り屋ガリ勉で自意識過剰なところがあるの、うまかった笑
あと、なんと言っても凄いテンポ感やなぁというか。
兄がジョナ・ヒルと…なるほどと笑。
エイミー役のケイトリン・デヴァーもよかった。モリーの我が強いからおとなしめに見えるけど、しっかりしてる。てか、ウガンダに行くのも凄い。でも、恋の悩みとか、そういうモヤモヤしたのはよく出てた。
てか、彼女は同性愛者で確かに相手が女の子を好きかどうかというハードルはありつつも、他と変わらない恋愛事情な感じで描かれて自然に見えるのが、ほほうとなった。
同級生や先生も個性的！
出番終わりかと思いきや不意に現れる脇役たちw
てか、ジジおもろすぎやろ？w
ぶっ飛びマイペース。ビリー・ロード、演じてるの楽しかったのかな笑。自由でやりたい放題だけど、友情に熱い面もある。
ジャレッド、最初変なやつやなと思ったけど、段々健気でかっこよく見えて。彼も周りの噂と現実との違いを抱えてて。
また、男子と遊んでそうな美女アナベルも実はその風評に悩んでいた。
皆の中心にいて美女と付き合ってそうなニックは、あまり女子女子してないスケーターガールのライアンと付き合ってたとか。
こんな感じで、結構みんな、「当初のイメージと本来は違う」というのも良かった。
そういうのを分かり合えてこそ。。。
他にも、演劇男子とか、先生に惚れるロン毛ラテン男子とか、みんな個性的。
てか、金持ちよな〜笑笑
いい加減な校長先生は、監督の当時の夫なんだね笑
あと、みんなの憧れファイン先生にジェシカ・ウィリアムズ。ファンタビでも先生だったな笑。
ジェシカ・ウィリアムズ、男女問わず好かれる快活でクールで見てて気持ちいい役がとても似合う！
モリーたちの妄想も面白かった。
ドラッグによるトリップでバービー人形になって、足が長すぎて比率がおかしいてw
フェミニストにとって呪いの理想の女性像w
そして、隅々までがフリになって、順にそれを回収していくのも見事。
モリーとエイミーが脅したピザ屋のお兄さん、呆れながら他人を信用するな！と教えて、ええ人で良かったな…と思ったらの。
モーリーの卒業式のスピーチが良かった！
この時間は終わり
寂しいけれど
もう戻れないけれど
いい時間だった
前と違って
今は本当の皆が見える
皆 すごくステキ
大学でダサくならないでね
日々の生活でそんなに接点を作らなければ、少し話した印象とか噂が先に入って、やっぱイメージや偏見ていうのは起きてしまうものだけど、そうじゃなくて。
本当のその人を知ってるというのは、とても良いことだな。
子どもでも大人でも。
てか、私も学生の時は、勉強必要な時はそれを優先させてたから、チャラめな人たちで優秀な人を見ると、いいなぁと思ってたなぁ。
魅せ方がとてもうまいなと思った。
監督は美人な女優さんなんやね。
こんな人があんなお下品なところを、、w
あ、てか、ハリー・スタイルズと付き合ってるとかなんとかで話題になってた人か。
