空葉

罪の声の空葉のネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

自分からは進んで観ることが無い系統の映画なのですが、父が観たいとのことで一緒に。
事前に『グリコ・森永事件』の知識があった方が楽しめると知見を得たので付け焼き刃でwikiを眺めた後に鑑賞しました。

終盤になるまで、これはどうやってオチをつけるんだろう… と思いつつ……
なんだかちょっと長いな…とも感じてしまった

橋本じゅんさんの雰囲気が好きなので、板長に会うシーンが続いて嬉しいと思う反面、いやこんなに訪ねたら迷惑だし女将さんにバレるやろ…と思ってしまった

私は当時を知らないので、映画館を出たあと、一緒に観た父と母に「これは本当にこういうことがあったの?」とかを聞いたりしながら咀嚼しました。

弟くんのその後の人生などを聞いた後に星野源さんに「あなたの人生はどうでしたか?」と聞く場面、うわ〜〜……………と思ってしまった
「今までそのことについて全く知らずに生きてきました」なんて言いづらすぎる……つらい……
同じ事件に同じように理不尽に関わらせられた人間で、こんなにも違う人生の歩み……

眩い夢を抱いていたお姉さんが目の前で殺されたのもしんどすぎる

小栗旬さんが新聞記者であることを知らない前はみんな明るくフレンドリーに接してくれるのに、新聞記者だと明かした瞬間に壁ができて空気がすっと冷えるのが、なんだか私の背中も冷える心地だった。
空葉

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