ジャベリンマリア

罪の声のジャベリンマリアのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.5
まず思ったのは凄く良く出来た脚本だな〜と
徐々に確信に迫って行く展開は最後まで飽きさせない

何も知らずに利用され何気なく撮った録音テープが当人達の人生を狂わせてしまうまたは偶然見付けたテープの存在を知って犯罪に加担したと罪の意識に苛まれる人

新聞記者もただスクープをモノにしたいと思いつつもそれが果たして良い事なのか?と心の葛藤を抱えている

忘れたいと思っていてもやっぱり真実を知りたいと悩む録音テープの主

実話ベースの映画化は冷たい熱帯魚、全員死刑、凶悪等あるがこれがノンフィクションだったら驚きなんだけどそれが残念でならない

70年安保やグリコ・森永事件は有名だけどそれに肉付けして面白くしましたよ的な感じは南極物語みたいで想像でしかないから
テープの主の主人公の母が息子を使って録音させた理由がイマイチ納得いかない
いくら元革命戦士また警察が憎いからと言って犯罪に加担する様な事を最愛の息子を使ってするだろうか?
しかも偶然そのきっかけが、旦那の兄貴に会った為だったって展開
ましてや逃してるし何で手帳やテープを処分しないで取って有るのか?
ま〜テープが無かったら映画や本にならないじゃんと言われればそれまでだけどw


小栗旬はゴジラVSコングでは散々な扱いで最後に白目を向いていたがこの映画の演技は良かった
忘れたいでも知りたいと思い悩むもう1人の主人公役の星野源も

けしてつまらない映画ではないので一度御鑑賞下さい
ジャベリンマリア

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