ジェイティー

罪の声のジェイティーのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.3
京都で仕立て屋をしている主人公の俊也はある日、押し入れから父の遺品を見つける、中にはカセットテープと手帳が入っており手帳には英語で何やらメモ書きがされていた、しかしカセットテープに入っていた声がかつて日本を震撼させた未解決事件で使用された子供の声であることが分かり父が犯行に関わっていたのか調査をするお話。

日本アカデミー賞を総なめにし、話題となった本作
今更鑑賞してみました。

内容としては特に前半のミステリーとしての引っ張りは良くてすっと入り込める良い展開だったように思います。
ですが後半から徐々に失速していき、監督の情が沸いてしまったのか、
エピローグが少し長く感じた上に蛇足感が強くなってしまったのは残念です。
また、邦画ではよく見かけるのですが、登場人物を変えて同じ話をしたり、言いたいことを全部言葉にするのが本当に多いのは観ているお客さんを信用していないという事でしょうか。
個人的に苦手な人海戦術で知りたい情報を資料などから探して「ありました!」って手をあげたり新情報を手に入れて捜査本部または職場に走りこみ、みんなで円を囲むという邦画のダサいと思っている描写があってそういう所も嫌でした。

お客さんに想像する余地をもっと残してほしいのでもっとカットしてくれても良いと思いました。2時間21分は長すぎる。