けこちゃ

罪の声のけこちゃのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作既読にて鑑賞
実際のグリコ・森永事件をもとに創作された作品

原作よりシンプルにまとめられていて分かりやすくなっていた
が、その分、あっという間に真相に辿り着いてしまう
社会に不満、憤りを覚えていた人間の手によって起こされた犯罪
結局、世の中は何ひとつ変わる事なく、利用された力を持たない弱きもの(子ども)だけが犠牲になってしまう、というよく見るプロットだけに収まってしまった感じがする

小栗旬の記者役はよかった
が、関西弁を話す役者は大勢いるだろうと、関西が舞台の作品を見るたび残念に思う
京都人と大阪人の違いを表したいなら尚のこと、それぞれの出身者を使えばよいのに・・

柔道場に柔道一直線の桜木健一が出演していたのはオールドファンには嬉しい起用

実際の事件の子どもたちもこの映画同様、どこかで真実に気づいて苦しんでいるのかもしれない
それを思うとあとを引く作品である
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