せん

罪の声のせんのネタバレレビュー・内容・結末

罪の声(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当初から割と評判が良かった印象のある作品。ずっと観たいと思っていたらいつのまにかアマプラにあったので鑑賞。

とにかく切ない、やるせない。
社会や国家権力への不満があるにしても、自分勝手な都合のために子どもを犯罪に巻き込むなんて自分達が憎んでる相手とやってること変わらないじゃん…
「正義」と称して正しいことをしているつもりでも、エゴの暴走になって誰かを知らないうちに傷つけてしまうこともあるんだよなと思った。

そんな大人の身勝手に巻き込まれた生島姉弟の人生は壮絶すぎて見ていて辛かった。
終盤、やっぱり夢を叶えたいと話すノゾミちゃんの姿と、お母さんにノゾミちゃんの音声テープを聴かせてあげるシーンが個人的しんどいポイント。夢のためにひたむきに生きようとしていたのに未来を奪われて、今や全ての元凶のテープでしか声を聞けないなんて本当にやるせない。


ところで主役2人の関西弁、関西の人から見たらどうなんだろう?自分は関西の人じゃないので細かいイントネーションは分からないけど、どことなく喋り慣れてない印象を受けた。小栗さんとか途中かなり標準語によってた気がするな…
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