月の兎

罪の声の月の兎のレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.0
原作未読。
グリコ森永事件を下敷きにしたフィクション。
自分の声を脅迫のカセットテープに使われた子供が大人になって事件の真相を探る話。

想像と違いました。
ひたすら過去を調べて明らかにしていくだけ。
あまりハラハラドキドキしない。
サスペンスとミステリーとヒューマンドラマを中途半端に混ぜたら芝居がかったフェイクドキュメンタリーみたいになっちゃった印象。
情報量が多くてそれを全部説明されるのがしんどい。

なにかにつけて美化される学生運動。
ある時期の業界関係者には学生運動に対する憧れみたいな感覚でもあるんですかね。
グリコ森永事件をリアルタイムで体験した自分としてはこれが背景でしたと言われてもまるでピンとこなかったです。
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