【迷惑な乗客】
名門音楽院を舞台に、将来を嘱望されたチェリスト2人の出会いが、やがて悪意と憎悪に満ちた策略へと発展していく様を描いたスリラー。
母親の介護のため、チェロ奏者の夢を諦めたシャーロットは、かつての恩師の元を訪ねる。そこで出会った新たな愛弟子リジーに自分の姿を重ね合わせた彼女は、ある計画を実行する…
章立てでテンポ良く二転三転する展開は、ラストまで一気見できる面白さでしたし、個人的にアタリと思える作品でした。おまけに尺まで優秀!
ネタバレ厳禁なのでディティールは伏せますが、さしずめ『セッション』スリラー版といったところ。ただ、本作は音楽がテーマではありません。
まずコトの顛末を見せ、そこから逆回しで丁寧に種明かしをしていくスタイル。かなり強引な部分は気になるものの、全体を通して印象に残るシーンが多く、特にラストのインパクトが凄い(°_°)
肝心なとこは見えないけど、なかなか身体を張ったアリソン・ウィリアムズの姿もファンなら必見。
気になる方は「とにかく観てみて!」としか言えませんが、痛々しいシーンも多いし、エログロや虫、汚物をアートでコーティングしたインモラル仕立てなので、観る人を選ぶかな…d(( -᷅ ̫̈-᷄ ;)
切断描写があれば、もっとスコアUPしたかもw