映画化プロデューサー
アラン・エリオット
お蔵入りになりかけたこの貴重な映像を、復活してくれたアランに感謝したい。
アレサ・フランクリン30歳、音楽業界のスーパースターに上り詰めた頃、まさに油ののった彼女の魂の歌声を映画館の爆音で感じることができたことが嬉しいんだ。
1972年当時のアメリカ社会や、黒人のおかれている状況、キリスト教など、なんの知識がなくても、アレサのソウルに圧倒されるだけで楽しめる映像だ。
アメイジング・グレイスは、黒人奴隷売買で富を得たが、後に懺悔して牧師になった白人が作詞した歌だ。
そんな歌に黒人女性のアレサが、どんな魂を込めながら歌いあげているんだろう?、そんなことを考えながら神の恵を堪能したんだ。