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パブリック 図書館の奇跡のエスのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
3.9
記録的な大寒波で市のシェルターがいっぱいになってしまったことによって凍死の危機に晒されたホームレスたちの居場所をつくるべく、公共図書館の職員スチュアートは彼らと共に立てこもる。刑事や機動隊、選挙を控えた政治家等が囲む中、生存権を握りしめ、不均衡や権力や格差に立ち向かう。

誰もが目を背けたがるが他人事ではない(昨今の日本は特に)貧困や、歪曲報道、市民の声など無関心な政治家、あらゆる社会問題が今作には詰め込まれていたし、そんな中、人との関わりがもたらす温もりや気付き、言葉の持つ力、そしてユーモア、色んな美しさもいっぱいでした。

あとピザ屋の判明させ方、凄く良かったです。
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