tkm

パブリック 図書館の奇跡のtkmのレビュー・感想・評価

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)
4.0
Twitterで見かけた感想と、大好きクリスチャン・スレーターが出演していると知って実に4ヶ月ぶりに映画館で観たいと思えた作品。

公共性、社会問題、ホームレスやメディアの在り方など、考えるべきメッセージが主体。
そこは他の人に任せるとして、気になったところ箇条書き。

・「怒りの葡萄」シーン。
読んだこともないのに涙が流れてきた。淡々とした流れの中、唐突に涙が出るシーンがくる。笑いもくる。

・交渉人の息子には、わざと殴らせて外に出したと思うのは考えすぎ?

・メディアはストーリーを作ろうとする。それがデマや誇張に繋がるんだな。「真実」を伝える/伝わることの難しさ。

・大好きクリスチャンスレーター、最近憎たらしい・小賢しい役しか見てない気が。でも好き。

・ラストのアレは丸腰であることを証明するとともに、「屋根の下」を約束されたようなものなのかな。本来の形や理想とは違うけれども。

・邦題はイマイチ。「奇跡」で片付けないで欲しいな。あれは、皆が「声を上げた」結果なのでは。

(余談)
以前は会社帰りに川崎のシネコン群でレイトショーを観て帰る、いわばホームだったのだが、最近できた横浜駅ビル内のシネコン。
近い、綺麗、急勾配の座席。やや小さめのスクリーンでの上映だったけど、映画館っていいな〜と思えた。

幕間に「映画館にお帰りなさい」って、いろんな映画シーンを散りばめたCMが流れて、元々そこまで映画を沢山観ていたわけではない私でも、涙腺が緩んでしまった。ただいま。

それと劇場予告。
この先これ観たいあれ観たいと思えた。いまこんな状況ではあるけれど、また来たいと思えた。

うーん、結局ながっ!笑
tkm

tkm