TooruHirono

ストックホルム・ケースのTooruHironoのレビュー・感想・評価

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)
4.1
ストックホルム・ケース/2021年/アメリカ

「ストックホルム症候群」という言葉が生まれたスウェーデンのストックホルムで起こった【ノルマルム強盗事件】に基づき、描かれたトルゥーストーリーなのでとっても興味深い!!!

1973年(おお生まれる前だぁ)、ストックホルムにある銀行に銀行強盗が押し入り3人の人質を盾に刑務所に捕まっている友人の釈放を主張して立てこもりが始まる。人質たちは初めはおびえていたが次第に犯人たちに協力し始め、事態は警察の思惑とは別の展開となっていくようなお話( ´ ▽ ` )

ストックホルム症候群とは、誘拐事件や監禁事件などで被害者が犯人と長い時間一緒にいることによって好意的な感情を抱いたり連帯感を持つ現象であるのだけど、この映画をみていると人質同士の感情の揺れ、犯人へのシンパシー、警察への反感と俳優たちの見事な演技と表情で素晴らしく表現できている。もしかするとこれってラブストーリー?って感じるチャプターもありながらのドラマであり、イーサン・ホークとノオミ・ラパスのバランスがとても心地よかった(((o(*゚▽゚*)o)))♡

1970年代だからあり得る、ちょっと時代遅れの交渉や立てこもり方は、今の特殊部隊を含めたネゴシエーターたちのやり取りでは考えられないくらい平和的(笑)。

劇中のボブデュランの名曲たちもとてもいい^_^
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