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ストックホルム・ケースのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

「ストックホルム症候群」って、結構知られている言葉なのですね。本作で知りました😅
生存したいがために人質の精神に影響するPTSDと考えるのが一般的なのだとか。

その語源となった、スウェーデンでテレビ生中継された最初の犯罪事件「ノルマルム広場強盗事件」を題材にしたストーリー💸

とても興味深かった。
人質まで危険に晒そうとする警察と、人間臭くて優しさを隠せない犯人。
人質の気持ちがすんなりと理解できた。
ストックホルム症候群になりやすいタイプかも?🤔笑

コミカルな魅力もポイント⤴️
特に女性特有の緊急事態に対処するシーン😆笑

刑務所の生活は快適で居心地が良さそうだった💫

本作の犯人とは違い、人質のこういった心理を狙った犯行を企てようとする人がいるとしたら...考えただけで恐ろしくなった。

在ペルー日本大使公邸占拠事件が由来の「リマ症候群」という言葉もあるのですね。

【notes】
ストックホルム症候群とは
精神医学用語の一つ。誘拐や監禁などにより拘束下にある被害者が、加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、さらには信頼や結束の感情まで抱くようになる現象。1973年、ストックホルムの銀行で2人組の強盗が4人の人質をとって立てこもる事件が発生した。131時間に及ぶ監禁状況のなかで、人質は次第に犯人らに共感し、犯人にかわって警察に銃を向けるなどの行動をとるようになった。また、人質のなかには、解放後に犯人をかばう証言を行う者や犯人に恋愛感情を抱く者まで現れた。この事件をきっかけに、こうした極限状況で起こる一連の心理的な動きと行動が、ストックホルム症候群と名づけられた。他者に支配された恐怖の感情を背景に、自らの生命を守るためにとる選択的で欺瞞(ぎまん)的な行動と説明されることもある。

 これとほぼ対極にあると考えられるのが「リマ症候群」で、人質監禁の加害者が被害者に次第に親近感を抱き、攻撃的態度が共感へと変化していく現象である。1996年(平成8)にペルーのリマで発生した日本大使公邸占拠・人質事件(ペルー事件)で、人質解放のために特殊部隊が突入した際に、人質監視役の加害者は、被害者との間に芽生えた親近感から人質に向けて発砲できず、特殊部隊に射殺される結果となった。
〔日本大百科全書(ニッポニカ)より〕
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