もこもも

ミアとホワイトライオン 奇跡の1300⽇のもこもものレビュー・感想・評価

4.1
11歳の少女ミアと小さなホワイトライオン・チャーリーが育む友情と家族の再生を南アフリカの社会問題を背景に描いた躍動感溢れる感動作品

「世界はきっと変えられる」

素晴らしい...
信じる心と純粋な愛
それが生む奇跡を描いた作品
後半はめっちゃハラハラしたし、
悲惨な問題に大きく心を痛めたけど
信じる心の大きな可能性を感じて、
ラストはめっちゃ温かくなれた
赤ちゃんチャーリーが可愛すぎる

チャーリーはただミアを大切に想ってるだけ
それを分かってほしいミアと理解できない大人
自分を含めそんな人間の身勝手さに反吐が出た
お腹が空いてるライオンの前に現れたら
襲われるのはめっちゃ自然なことやん
誰もが簡単に近づける存在ではないし、
人から見れば危険な生き物かもやけど
だからってライオンと友情は結べないの?
だからって人間の娯楽で殺す為に
檻の中で育てられるの?って胸が痛む

ミアを大切やと想ってるから襲わないし、
ミアが大好きやから戯れるし、
ミアが傷つけられそうやから守る
そんなチャーリーの真っ直ぐな想いと
ミアが抱く信頼と愛情に心震わされる
心の支えになる大切な出会いがあって良かったね

お兄ちゃんが大好き
人と違うことに苦しんでいたけど
動物への愛情と優しさに胸が温かくなる
お父さん、お母さんの気持ちは分かるけど
ミアたちを理解してほしいって思ってたから
ラストの「お前が正しい」ってお父さんが言って
チャーリーを守って、家族抱き合うシーンに感動

"100年前のアフリカでは
 25万頭のライオンが生息していたが、
 今では9割減少し、確認されたのは
 約2万頭未満で、絶滅の危機にある"
もこもも

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