しゅん

その後の蜂の巣の子供たちのしゅんのレビュー・感想・評価

その後の蜂の巣の子供たち(1951年製作の映画)
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冒頭の陽だまりの中を歩く女性を後ろに下がりながら映すところからたまらないし、そのあとの炊事場を映すカットへのつなぎも好き。前作を見てないが、虚構と現実との折り重ねでできているだろう物語の中で、家の柱でフレーム作って子供をその中に収めたりする人工的な演出が活きている。そのあとに唐突にアニメーションが入るとことか、後半に映像が熱海の村から東京と大阪へと移行して街のドキュメントに変わるところとか色々と趣向が凝っているんだけど、いやらしく感じないのは何故なんだろう。

清水作品特有の川が出てこなかった気もするけど、もしかして道頓堀映ってたかな。炊事場のコーヒーカップが12個から10個に途中で減っていたのは気のせいだろうか。
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