ターミネーター顔負けな最強原人！

氷漬けの原始人を蘇らせてちょっと改造したら、銃弾すらものともしない殺人マシーンが出来上がっちゃった系SFホラー。カナザワ映画祭in神戸映画資料館で2年前に見たやつ。

あらすじ…
冷凍した人間を完全な状態で解凍する実験に成功した科学者の主人公。調子に乗って氷漬けの原始人を解凍することに。こちらも成功し、原始人が復活。そして今度は現代人の脳の一部を原始人に移植して、言語能力と知能を与えようと考える。共同研究者に猛反対されるも主人公は言うことを聞かず…。

ベラルゴシとジョンキャラダイン共演という何とも豪華な作品。ベラルゴシ主演で『エイプマン』という映画が本作の少し前に製作されてるようですが、それの続編のようでいて、繋がりはないらしい。

SF的な設定がガバガバな上に、展開もアホっぽすぎてツッコミながら見るのが楽しい映画。原始人の身体能力が高いのはある程度はその通りな気がするけど、銃弾効かないし、原始人がちょっと首握ったら人が即死するし、金属製の格子を簡単に捻じ曲げるし、いくら何でも強すぎ！ターミネーター並みの殺人マシーン😅もしかして人間って退化してるんちゃうん？とか思っちゃう😂火を見ると怯えて行動不能になるというのもわかりやすすぎて笑える。

若干『フランケンシュタイン』っぽいところがあって、現代に蘇生された実験対象の悲哀的なところがサラッと感じられたり、被創造物による創造主への反乱的な意味合いが感じられるところもあるんですけど、現代人の脳を移植したせいで原始人の感情がミックスしちゃってて何だか良くわかんないことになってるというポンコツ具合も最高に面白い。

時間も60分と短いし、ポンコツSFホラーとしてサクッと見れて楽しい映画。劇場から笑い声が上がってて、こういう古臭いチープな映画を大勢で見る楽しさを実感できました。カナザワ映画祭行ってよかった！最近全く関西でやってくれないから悲しい思いをしてるので、今年こそはやってほしい！

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