鶴瓶演じる鉄郎のキャラが、実際に身内にいたら困るんやろうけど、何か憎めないというか
こういう阿呆を時にいじめながら包摂していたところが、日本のかつての共同体にはあったんじゃないかな
こんな弟でも…
山田洋次監督の、イラっとする人間へ愛着を沸かして行く術と、話の根底にある現実的な残酷さと儚さが詰まってた
でもやっぱ、ちょっとズレてるなぁって思う箇所があったり、。
弟を寅さんほど愛せない自分がい…
お母さんの弟が変わり者で周りから邪険に扱われている、そんな弟を中心としたヒューマン物語。
上の子が優秀だと下の子ってなんで自分はできないんだろうって責めてしまうものだよね。
最初はなんでこんなに常識…
日本映画の良さがありありと出ていた作品でした。
「血は水より濃い」が前提にあってのストーリーですが、寛大な心を持たなくちゃ!もっと赦す心を養わなくちゃ!と思わされました。こっちの利害を先に考えて…
吉永小百合、笑福亭鶴瓶による人情物語。
監督は描くことが出来なかった『寅さんの死』をこの作品で描きたかったのではないでしょうか?
通天閣の朝焼けと、エンドロールのトロンボーンが沁みます。
最後…
これが山田洋次監督か。
と思った一本。
厄介な弟を見放さないのは
夫を深く愛していたから
愛し続けているから
だということが
こはる命名のエピソードから
ひしひしと伝わってきて
こはるの名付け…