ゆき

おとうとのゆきのレビュー・感想・評価

おとうと(2009年製作の映画)
3.7
血筋

市川崑監督の「おとうと」をモチーフにした今作。
関係性と形は時代の流れですこしばかり変わっても、兄弟愛は普遍的。
一人っ子の娘には伝わりがたい、言葉にはできない絆。
いくつになっても「おねえちゃん」とにやける弟と、気が気ではない優等生の姉。
おねえちゃん気付よと思うけれど、点滴酒しちゃうシーンが結構好き。笑
しっかりと呆れさせてくれる前半と、じっくりといろんな愛情をかみしめられる後半。
母娘のやり取りも温かい会話が溢れていた一作でした。

×××
女手ひとつで一人娘を育てた姉。役者かぶれの弟は酒癖が悪く、親族からも見放されている。10年近く連絡が絶えていた弟は娘の披露宴で再び大失態を犯すが、姉だけは弟の味方だった。
ゆき

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