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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のtdmのレビュー・感想・評価

3.7
オシャレを詰め込んだ映画。逆にいうと、オシャレしか詰め込まれていないので、それ以上でもそれ以下でもない。
ずっと絵画を眺めているような、絵本を読んでいるような、紙芝居を読み聞かせされているような、アニメを見ているような、文章を読んでいるような。とにかく視覚も聴覚も全てが平面的で、まさに雑誌。中身がないところも含めて雑誌そのもの。

内容は別に普通だけど、構図美が圧倒的すぎる。でも気取ってないんだよなぁ。嫌味がなくてかわいらしさに溢れてる。なんだろう、ディズニーに近いとでも言うのかな。ディズニー作品というよりも、ディズニーシーにいるときの感覚に近い。温かい気持ちになる映画。
感想書いてるうちに点数が上がっていきそうになるタイプの映画だこれ。
でも本当に内容はテッシュより薄い。記者目線で"中立的に"書かれてるから、それがあるべき姿なんだけど。

撮影手法が徹底されすぎてて凄かった。絶対に3Dにしないしカメラも動かさないのに110分もつんだもんなぁ。

ティモシーのコメディ、新鮮で好きだった。

コンディション悪くて眠くなったけど、さすがにパンフレット買ってしまった。写真集、画集が欲しい。
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