20世紀フランスの架空の街にある「フレンチディスパッチ」誌の編集部と、4つの記事を元にしたストーリーがオムニバス形式で展開される。
ウェスアンダーソンが敬愛する雑誌「ニューヨーカー」へのリスペクトが込められた作品。
人物も多く、テンポが速いので字幕を追うのに必死で、ゆっくり浸る余裕はなかったのが悔しい。情報整理してもう一度見ればさらに楽しめるはず。
映像はもちろん素晴らしく、モノクロからカラーに変わったり、画角がワイドになったり、アニメーションになったりと見ていて飽きない。ウェスアンダーソンがやりたいことが詰め込まれていて過去作の中で独自性が一番強く出ていた。