よしヨッシー

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のよしヨッシーのレビュー・感想・評価

4.0
芸術洪水の嵐。

架空の新聞社、フレンチディスパッチについての短編集。

始めから情報量が多すぎます。字幕を追っていると人物の行動を逃してしまいそうで、頭をフル活用していました。また、中盤でもコントラストを使った場面もあり、少々疲れました。

全体的に観て、ウェスアンダーソンらしいテイストになっていました!!美術、音楽、そしてモーションと独特さ満載でした。

ただし、雑誌のお話、構造的要素が強いが上に人物に入り込める感じではないです。

ボリューミーなので一度では理解しきれないような感じもしますが、ある意味、観るたびに違った発見ができる楽しみもあるような気がします。

シモーヌがかなり強烈かつ芸術的だと感じました。早口のフランス語とあのヌードと独特さ。掴めないような掴めるようなキャラなので魅力的です。ティルダスウィントンもかなり個性的!!

監督の意図を掴めるように次、観れたらと思います!!