えむえすぷらす

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のえむえすぷらすのレビュー・感想・評価

3.0
ウェス・アンダーソン監督作品は基本、幹となる物語があってそこにエピソードが散りばめられる形式が多い気がしますが本作の場合は雑誌と記事という形式でそれを担わせていて物語性が希薄でオムニバス短編連作集の趣がある。それ故に大きな物語を期待している人には不向きな作品になった。

藤田画伯に似た人が出てきたのは笑ってしまいました。

追記。ウィレム・デフォーさん、捨てられた子犬のような眼をしてくる時があってとてもチャーミングなのですが本作はその彼の特性を生かした謎登場させていたのは分かってるなぁと思った次第。