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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のYのレビュー・感想・評価

4.0
架空の舞台になっているフランスの街
Ennui-sur-Blasé「無気力な上イラつく街」
これきっとパリなんですよね…パリのあらゆる面を皮肉って讃えて1冊の雑誌にまとめました みたいな映画。

世界観よし
音楽よし
展開よし
いつもの左右対称よし
楽しいし一つ一つのエピソードが温かいしとてもよかった。完成度がとてもとても高い。

キャストは次から次へと知ってる主役級俳優陣が出てきて超豪華だし、そんなちょい役で出すのかい!というツッコミ多数。ウェスアンダーソンの人徳なんですかね。
私はグリフィン•ダンが出ていると知って楽しみにしていたのにほぼセリフなかったよ?笑
フランシスマクドーマンドの役が好きでした。

星4なのは個人的にウェスアンダーソンとの相性があんまり良くないから。
個体よりも概念重視な感じ。
例えば人の感情が読みづらかったり、その人のことをもっと深堀りしたいのに次々進んでしまうところが私は得意じゃない。
だからこそ何故か唐突に死んじゃうシーンを受け入れられたり、死ですらなんかシュールなのも彼らしさなのだけど。
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