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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のasaのレビュー・感想・評価

3.8
予告もちゃんと見ないままに行ったから、特に序盤は置いていかれないように脳みそフル回転。
なるほど、最終巻の記事が映画に…。

衣装、音楽、構図、何においても期待通りというかそれ以上に、監督の世界観でぎっしり。でもって相変わらずのスピード感と情報量。細かい部分の洒落とかオマージュ、全部は拾いきれなかったからまた観よう。

編集長の追悼記事の部分で、テンポが50くらい下がったような。これまで急ぎ足でずんずん話が進んでって、観てる側を必死になってしがみつかせてたのに、雰囲気が一気に穏やかに緩やかになり、なんか目頭が熱くなった。何の涙だったのか自分でもよく分かんないけど、最後にこうやって「いい映画だったな」って気持ちにさせちゃうのは流石だなとしみじみ。

エンドロールで美しいと思ったのは初めて、最後の最後まで大満足。しかし難解。
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