ねこ無双

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のねこ無双のレビュー・感想・評価

3.5
追記しました!

オシャレ〜な絵作り。
オープニングの色鉛筆で描いたような建物の景色に見惚れてしまった。
突然アニメ。これもオシャレ。
フレンチディスパッチの記者たちそれぞれのエピソード。

今回いつものベニチオ・デル・トロ(隠せないフェロモン)、エイドリアン・ブロディ(悩み苦しむ)、ティルダ・スウィントン(この世の人じゃない)が役柄からまるで感じられなくて、びっくり。
別の役者さん見てるみたい。モノクロのせいなのか演出のせいなのか、演技のせいなのか。
そんな中でレア・セドゥはいつものレア・セドゥでした。あっ、ビル・マーレイも。

ロイヤル・テネンバウム以来、ウェス・アンダーソン監督の作品からずっと離れていたけど、今回はオシャレなジャケ、評判の高さから鑑賞してみました。
出演者めちゃくちゃ豪華ですね。
デルトロのがるるる…という唸り声やレアセドゥの美しい姿が観れて眼福。
デフォーは可愛らしいおじさま(悪人役だけど)って感じもよかったです。

危うく自分の中でただのオシャレで終わるとこだったんですが、最後のシェフと記者の異邦人についての会話、そして一番最後の記者たちが集まる補足でしんみりといい映画だったなと。