吉良吉影

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウェス・アンダーソン監督の渾身のオムニバス作品。最初の「囚人と芸術」のエピソードはついていけたが、「学生運動」の話からは置いてかれてしまった。確かに、カメラワークくの手前左右奥行きに動く平面的な世界の映像美があまりにも整頓されていて綺麗なのだが、情報量が多い上に展開も早い。自分は頭がパンクしてしまった。
最後の「息子拉致事件」のアニメーション部分が印象に残った。誘拐犯の車にずっとくっついてる男がコミカルで面白かった。
映画のジャケットといい、一つの編集雑誌を映画として観ている体験を味わうことができる類を見ない作品。

「最近レア・セドゥの美に目覚めた」
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