てる

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のてるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

映像の撮り方が個性ある映画だった。
手前にピントをぼかすものを置いて遠くに見せたいものを写したり、上からジオラマ風に写したものだったり、写真を撮るみたいに映画を見てる気分だった。

個性的な人たち然り、セリフが写真と映画との境界線というかアンマッチさを凄くいい塩梅にさせていて全体的にみるとまとまりが綺麗な作品だった。

一部〜四部に構成されるけれど、回想のシーンはモノクロで時々パステルなカラーになるのが新鮮だなって感じた。二部で「人の記憶に残るのは香りから」っていうセリフがあったけどこの映画を見て残ったのはパステルで伝わる映像だった。

もしかしたら、あの記事を書いてる記者達もその部分が印象に残ってるって所をパステルにしてるのかな?

言葉の回しが独特だったので映像と文が一度に入ってこなかったのでまた機会があればもう一回見たい。
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