ウェスアンダーソン5作品目。
ウェス色濃ゆめな作品。
フレンチ・ディスパッチ誌を
映像で読む体験。
雑誌のノンブルで区切られた章ごとに
繰り広げられる劇中劇はパラパラと雑誌の
特集ページを見ている感覚。
突然のアニメーションを差し込まれても
何の違和感もない。むしろ相性良すぎ
個人的には
ローゼンターラーの絵画展のシーンだけ
シネマスコープの比率+カラーに転換される
ところに芸術家へのリスペクトを感じる
こだわりに泣いちゃった。
して、ウェス軸にあるのは「愛」なんだなと
5作品を通して感じた。
大勢に愛される1人の男、家族愛、兄弟愛。
ウェスの世界観に惚れてしまうのは、
淡々とした奇妙な世界の中にもそういった
「愛」を感じれるからなのかなと思う。