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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のBylethのレビュー・感想・評価

4.3
作品解説
ウェス・アンダーソン監督のコメディ。名物編集長の急死で人気雑誌の廃刊が決定。最終号を飾るユニークな記事を巡る騒動を描く。
『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督が、配管の決定した雑誌の最終号を飾る記事にまつわるエピソードをオムニバス形式で綴ったコメディ。カラフルで遊び心溢れる映像と、シュールなユーモアで彩られるアンダーソン監督独特の世界観。エイドリアン・ブロディなどの常連組と、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメらアンダーソン作品初参加の豪華俳優陣が一体となって、唯一無二の世界観を作り上げた。

ストーリー
20世紀のフランス。アメリカの新聞社の支社が発行する雑誌『フレンチ・ディスパッチ』は、名物編集長アーサーの下で国際問題からアートやファッションまで幅広いジャンルを、才能豊かな記者たちの深く斬り込んだ記事によって人気を博していた。ところがある時、アーサーが急死。彼の遺言に従って、雑誌の廃刊が決定する。最終号はアーサーの追悼も兼ねることになり、個性的な記事で誌面を賑わせてゆくことになるのだが…

*BS10スターチャンネル公式ホームページの作品ページより引用

BS10スターチャンネル1での1月3日放送分を録画して鑑賞
これはまさに映画であり、ある種の芸術作品とも言える内容だった。映画の構成が雑誌みたいなユーモア溢れる内容であり、まるで雑誌を読んでいるような体験をしているみたいだった。
キャスト陣はかなり豪華であり、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』『DUNE/デューン 砂の惑星 Part2』のティモシー・シャラメ、『ロキ』『ホーンテッドマンション』のオーウェン・ウィルソン、『007』シリーズのレア・ゼドゥ、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『スパイダーマン』シリーズのノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン役で知られるウィレム・デフォーと注目キャストを揃えており、ウェス・アンダーソン監督作品としてはかなり攻めたキャスティングだなって思った。
映像面についても監督の独自性があり、エンターテイメントでありながら芸術作品であるという事を意識して作っているような感じが伝わってきた
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