純

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊の純のレビュー・感想・評価

4.0
個人的には現代アートと似たものだと解釈しています
あまり大きく意味を求めずに観る感じ
相変わらず画面のデザインがカッコイイなあ…それにカメラの余計なブレは一切許さず、ひとつひとつが絵画に見える構図も本当にオシャレだし。
多分絵のフレンチ・スプラッター派とか、流行はラテン語の手話とか、架空の街の架空の流行でしょ。でもまるで歴史資料を見てるみたいな感覚にもなるし、途中でイラストが動くのもめちゃくちゃ面白かった。
書体選びもイラストも構図もすごくデザイン的だし、ウェス・アンダーソンと雑誌というテーマとの親和性高いなあって思った。こんなにも文字通り芸術映画なんてことあるか?って感動した
カフェに集まる若者のシーンは、ちょっとだけ時計じかけのオレンジを思い出したかも。
純