まつこ

METライブビューイング2019-20 ガーシュウィン「ポギーとベス」のまつこのレビュー・感想・評価

3.6
ガーシュウィン唯一のオペラ。
1920年代、港町であるキャットフィッシュ・ロウ(南部・チャールストン)が舞台。

キャストがほぼアフリカ系歌手で構成されていた。とっても今っぽい。合唱にも振り付けがついていて楽しい演出だった。ただ話は貧困に喘ぐ民衆の話だから切ない。博打、ケンカ、殺人、薬。どうしようもない生活で見つけた愛も誘惑に負けてしまう。セリーナ役のラトニア・ムーアがチャーミングだった。

今日はマイルスデイビスのサマータイムを聴きながらおやつを食べた。また違う味わいがあって痺れる。ガーシュウィンの音が好きだなぁと改めて思った。

memo
1935年ボストン・コロニアル劇場、ブロードウェイのアルヴィン劇場が初演
MET初演の話もあったが黒人歌手が揃わず希望が叶わなかったため見送られた。
まつこ

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