(追記)
原作好きすぎてわめき散らしたけれど
近年の漫画原作の実写映画の中ではかなり真剣に作られた良作な気がしてきた。
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3週間のうちに4回ジブリを観に映画館へ行き、その都度同じ予告を見た。
その中で少し気になった『思い、思われ、ふり、ふられ』。ちょこちょこ見ている集英社の漫画アプリ「マンガMee」で原作がピックアップされていたので何の気なしに見始めたら…面白い！Σ(*´∀｀*)
毎日ちまちま読み続けてきたけどだんだん面白さが加速し、ある日素晴らしすぎて作者にお金を払いたい！となり 12巻全巻一気に本屋さんでコミック購入。
アプリで読んだ以降の展開も素晴らしく涙を何度も流し、読み終わる頃には大ファンになってました。
それが8/3の出来事。笑
それ以来頭の中で由奈と理央くんの幸せのこととか考える日々。
1巻から読むと何度も読んでるのに止まらなくて平日なのに4時までかけて12巻まで読んじゃったり。
買えなかった今までの付録をメルカリで買ったり。
実写とアニメW映画に合わせて出たイラスト集も買いましたし 毎日毎日実写映画の 登場人物別の主題歌特別映像を見てました。
主題歌ひげだんの『115万キロのフィルム』がまた良くて良くて( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
ふりふらのテーマソングだよー｡･ﾟ(ﾟ⊃ω⊂ﾟ)ﾟ･｡聴くだけで胸がいっぱい ふりふらの多幸感、切ない気持ちで満たされ いやが応なく高まる映画への期待。
公開日朝一の上映回が 初日舞台挨拶中継付きとのことでしたので 購入日時ぴったしに その上映回のプレミアムシート購入しました。
映画見るのが楽しみすぎて息切れ動悸状態で、会社行く時より早起き頑張って朝ごはんもちゃんと食べて 万全の姿勢で挑みましたよ(｀･ω･´)
124分。
集中し続けた。飽きることはなかった。どれも素晴らしい漫画の名シーンあってのものですから 元が良いからそりゃ。
ただ何度も 台詞言う人が違う！ということがありました。一番ショックを受けたのは原作で亮介君が言うショッキングな言葉を 当事者の和臣の口から言わせたことかな。
あの、、、、、、、、、
なんで原作から変えるんですか？
原作のままじゃいられない病気なんですか？契約なんですか？ちょっと自分色見せたるってエゴですか？
私が原作至上主義すぎるのかもしれないけど。
本当に台詞を言う人間が変わることは正しかったのかな？
台詞は 物語の上に積み上げられるパーツではなく、生きている人それぞれの内面から出てきたもので 容易く誰かがとって代われるものではないと思ってる。
あれじゃあ亮介くんは嫌味なやつのまましゅ〜りょ〜だし 和臣は八つ当たり野郎じゃねーか。そうじゃないんだよ〜そうじゃないんだよ〜〜〜〜〜〜〜( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
それと理央くんの台詞「また俺を好きになって」じゃねーよ！
そうじゃないの！
「また俺を好きになって…ほしいくらいの気持ち」！なの！その後が大事なの！「それくらいの気持ち」！なの！！！！！
だってそこがなけりゃ 上から目線の傲慢男じゃん。人の気持ちをコントロールできると思ってるの？指示できると思ってるの？
そうじゃないでしょ！( ；∀；)
また自分のこと好きと思ってほしい、そんな馬鹿なことを願ってしまうくらい君が好き！！！！！！でしょ！！！！！！
そして ここぞってシーン、由奈が理央を叱るシーンとか、和臣&朱里の大事ぽいシーン(どこか細かく忘れた)で えっっっこの大事なシーンで 台詞喋ってる本人、熱演してる本人じゃない方映すの？！！？てびっくりした。
本作の監督作品は以前にぼく明日も見てて、ぼく明日も好きすぎて胸が苦しい状態だったのですが ぼく明日の時にも そういうカメラワークに疑問抱いてた。
なるほどね。相性悪いんだ、私。
シーンの切り取り方 捉え方、予告編の時はいいな〜と思ってたのに 映画になったら えって戸惑うことありイメージビデオ作ってんじゃねーぞ！と内なる映画熱がぶちぎれるところだった。どーどー。
でもね、でもね
すごいいいシーンあってね。
クリスマスの、和臣と朱里の公園のシーン。
これね、なにがよかったってね。原作のまんま( ◠‿◠ )
うん、やっぱ原作って良いね！
作中、映画好きの和臣とのやりとりで出てくるDVDには 意味が込められていると思って。
原作の『シングストリート』はチョイスが抜群！って思ってましてね。
この映画自体私は理解できなかったのですが それは私の家庭が円満で恵まれてたからわからなかっただけで 家庭で苦労して閉塞感を抱いている和臣と朱里にとっては『シングストリート』は大きい存在、大事な映画だろうな、と思ってんです。
だけど、実写だと…『アバウトタイム』！アバウトタイム！！！！！アバウトタイム！！！！！！！！！！！
いや、好きですよ。大好きです。
私リチャードカーティス大好きなんで、本当にアバウトタイム好きです、何度見ても泣きます。
いやでも違わない？！！！？！？？！ってなってしまた。
完全に想いあってる2人だけど 進まないのは
脳内の 心の 容量を圧迫する他の人に話せないけどお互いには話せる家庭や将来の悩みがあって。
それを蔑ろにして恋愛に逃げれない、そんな不真面目な気持ちで好きじゃないという真っ直ぐ不器用な和臣と朱里がいて。だからこそのシングストリートという絶妙なチョイスだと思っていた。
アバウトタイムてまんまやん。まんまほぼ恋愛やん(わしは家族愛とも思ってけど)。
ってね。
でも和臣がレンタルしてきたのがマッドマックス怒りのデスロードってところは小ネタ効いてましたね。原作で理央の好きな映画として柱コメントで紹介されてる！
細かく不満みたいなぶちぶち言ってしまいましたが 4人の錯綜する思いを出来る限り丁寧に描こうという気持ち伝わりました。
けど。
あまりに原作が素晴らしすぎて わめいてしまいました。
だって、主要4人のキャスティングが最高なんだもん！！！！もったいない！とすら思ってしまう。
2時間に納めなきゃいけない映画より細かく細かくドラマでやってほしい！と思うくらい。でもドラマになったらこの美しい色のトーンはなくなるのかな？
浜辺美波ちゃんは 朱里にぴったり。
とっても可愛い！欲を言えば原作の朱里で見た色んな表情、中でもニヤケ顔とかちょっとギャグ顔が好きだったので破顔した様子を見てみたかったかも。
福本莉子ちゃんは可愛さがやばい。俺たちの由奈。まんま、最高、ありがとう。
福本莉子ちゃんの「理央くん」の呼び方パーフェクト。あれ最高、大好き。
予告編見たときに目の演技がとっても良い！と思ったらインタビューで目の演技こだわったと言っていて納得！そして福本莉子ちゃん自身は関西弁でちゃきちゃきしてるらしく多分由奈と正反対。だから演技上手だと思う。凄い。
北村匠海くん今まで良く知らなかったけどめちゃめちゃかっこいいじゃない子じゃないですか！おばちゃんびっくり。
表情の作り方がうまくて 漫画特有で現実でやると恥ずかしいであろうあんなのやこんなのも彼の手にかかれば途端に決まってしまう…。
でももっと由奈ちゃんにメロメロな理央くん見たかった〜クリスマスデートのシーンをもっとおくれ…
赤楚衛二さんは はじめ誰？(ごめんなさい)と知らなかったけど もうまんま 純度100%この人しかいないっていう乾和臣の実写。完璧。すごい、ぽい。
役者インタビューを拝見してると どうやら素の状態で和臣ぽくて 余計良い◎
と最高でした。最高だからこそもっと見たいとわがままに思ってしまう。
というか もうこんな文句垂れるのやめたい。
原作への想いが強すぎて冷静に映画見れなくて この想いがこの姿勢が良いのか悪いのかすらわからない。
ただやっぱり思うのは 丁寧に作られて 良いものを作ろうとしたのだろうけど 原作から変えている部分は本当に有りなのか？が疑問かな。
こういうのを見ると 自分のアイデンティティ確立に至った人生ムービー ハリーポッターは恵まれた映画だったのだと思わされる。
原作に忠実にすべきと貫いてくれたプロデューサーがいて。
ローリングが唯一アランリックマンにだけ本が出版される前にスネイプの真実のストーリーを語ってくれ、素晴らしい映画版のセブルススネイプが出来上がったということ。
原作を全てトレースせよということではなく
代替が本当に代替になっているのか、登場人物の内面設定自体を覆さないか 深く考えて貰いたいな、なーんて。な、なんて。
この映画は確かに ふりふら実写だった、
何がそんなにわたしは引っかかっているのか、その謎を求め私は映画のパンフレットとふりふらフィルム&イラストレーションズのインタビューを読み漁ることにします。
というか、115万キロのフィルムの主題歌特別映像がもう至高で、映画よりそっちの方がクオリティ高かったように思えてしまう。
劇中BGMがなんかおかしくて 由奈が告白したことを朱里に伝えに行くシーンのBGMなんて なんじゃこりゃ？だったんですが。
は！また愚痴っちゃった( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )
初日舞台挨拶で 募集した一般の方々の青春フォトを監督がつなぎ合わせた特別映像を見て感極まり泣いていた浜辺美波ちゃんが最高に朱里でした。かわいい。
映画見終わって しょんぼりしつつ
待ち受けの由奈と理央(そうなんです、待ち受けにまでしてるんです 家族にキモいと言われようと)に癒され、この映画を漫画の由奈理央朱里和臣が見たら 各々どんなリアクションするか、で妄想して元気取り戻しました。
実写映画のグッズに原作絵柄のがあるんで、それ買います。
