とりん

思い、思われ、ふり、ふられのとりんのレビュー・感想・評価

3.1
2024年4本目

咲坂伊緒先生原作の「ストロボエッジ」、「アオハライド」と並ぶ青春3部作の最終章。特に繋がりはないみたいだけど。
ストーリーは良いはずなのに、原作が全12巻あるだけに、内容が薄く感じられる。それでももちろん見せるところはしっかり見せてくれるんだけど、途中途中が抜けているだけに、大事なシーンが軽くなってしまう。原作は未読だけれど、本当はその間にあれだけの内容があったんじゃないかって。そう考えると映画にするには原作が長いし、TVアニメーションにした方が良かったと思う。
絵はやはり咲坂さんイズムが全開で、そこはアニメーション作品でも顕在。クリッとした目の可愛らしい女の子や爽やかな男の子、この手の絵タッチは素晴らしい。
音楽に関しては大事な場面、そしてエンディングにBUMPが適用されている。"アオハルかよ"っていうフレーズの某CMからの影響も感じられて非常に残念。嫌いじゃないんだけど、もっと最近のフレッシュな青春バンドの方が良かったな。BUMPだとしてももっと昔のイメージ強い曲の方が良かった。
非常に原作が読みたくなった。
とりん

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